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ヒヤリハットをしてしまった…もう辞めたい…
冷や汗が止まらない。「もし一歩間違えていたら…」と頭の中で何度も再生してしまう。報告書を書きながら、自分の無能さに泣きそうになる。
もし今、あなたがそんな状態にいるなら…私もまったく同じ場所にいたことがあります。
正直に言います。私は、座薬禁止の方に座薬を使ってしまったことがあります。見守り不足で転倒させてしまったこともある。針刺し事故も経験しました。
そのたびに「もう辞めたい」と本気で思いました。でも今は、何とか看護師を続けられています。
この記事では、
を、隠さず正直に書きます。
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この記事を書いている人
訪問看護・特養を経て2度の転職経験
常勤からパートに転職し、給与は落ちましたが時給は上がり、今は自分に合う職場で楽しく働いています。
仕事や転職の悩み・失敗・解決方法を現場の経験をもとに本音でお届けします。
私が起こした、忘れられないヒヤリハット3つ
① 座薬禁止の方に、座薬を使ってしまった
これに気づいた瞬間、全身から冷や汗が吹き出しました。
幸い、その方には何も起きませんでした。本当に良かった。でも私の心は、ずっとざわついていました。
なにより「こんなミスもするんだ…」と周りからの目が怖かったです。本当はそんなふうに思われていなかったかもしれません。でも当時の私は、自分の無能感を勝手に膨らませて、勝手に苦しくなっていました。
② 見守り不足・支え不足で、利用者さんが転倒
「骨折しなくて、頭を打たなくて、本当に良かった」─転倒した方を見ながら、まずそれを思いました。
でも次に頭をよぎったのは、「ご家族への説明と謝罪をどうしよう」。そして「ヒヤリハット報告書、書かないと…。」
正直に書きます。ヒヤリハットの報告書作成は、本当に大変です。気持ちが落ちてる時に、自分のミスを文字化して整理するのは、心がさらに削られる作業でした。
③ 針刺し事故と、「正直めんどくさい」と思った話
インスリンの針が前のものが残っていて、気づかずに自分の指に刺してしまった日がありました。
この時の私の本音を、正直に書きます。
─ 「正直、めんどくさい」
不謹慎に聞こえるかもしれません。でも当時の私はそう感じてしまった。
理由はシンプルです。患者さんに何かあった訳じゃないのに、針刺し事故のフォローで何度も病院に通う必要がある。自分のミスで休日が削られる感覚。「ああ、これからしばらく忙しくなる…」と、最初に過ぎったのはその思いでした。
もし今あなたが同じ状況にいて、似たようなことを感じてしまっても、それはあなたが冷酷だからじゃありません。心が疲れているサインです。
ヒヤリハットの後、心はこう削られていく
ヒヤリハットの本当のしんどさは、ミスそのものより「その後」にあります。
自己報告書が「つるしあげ」みたいに感じる
報告書は再発防止のために書くもの─と頭では分かっています。
でも実際に書き始めると、どうしても「つるしあげ」みたいな気分になってしまう。自分の落ち度を自分で文字化して、提出する。それが何度も続くと、心がもちません。
ヒヤリハットは、続けて起きることが多い
これも経験者なら分かるはず。ヒヤリハットは、立て続けに起こりやすいんです。
ミスが重なると、自分が無能だと思って自信を失って、普段問題なくこなしていることでも緊張してぎこちなくなる。仕事全体への自信がなくなって、「もう辞めたい」と思ってしまう。
「自分が全責任を負っている」気がしてしまう
実際は、薬の役所への報告や、家族への説明は他のスタッフがやってくれていました。私が責任の一切を負っているわけじゃない。
でも当時の感覚としては、「自分が一番つらい・自分が全部悪い」と思ってしまっていました。これも、ヒヤリハット後の心が陥りやすい罠です。
「半笑いの報告」と「一緒に対策」の差
ヒヤリハットを報告した時、受け取った相手のリアクションで職場の本性が分かると思います。
こういう反応をされた時の絶望感
私が一番きつかったのは、ちょっと責めるような半笑いでヒヤリハットを指摘された瞬間。
その時、はっきり感じました。「この人は、私が次にミスをしても完全には味方になってくれないんだろうな」と。
もちろん、ヒヤリハットを起こした側に「味方もクソもない」のは分かっています。でも、厳しくても次に思考が動くような声かけや態度の人なら、私も前を向きやすい。
ちょっと半笑いで責めるように指摘されたあともいつも通り仕事が続きます。自信も集中力も失っている中でも業務はしんどいものでした。心のなかでは「今すぐ帰りたい・辞めたい」と強く思っていました。
救われた「一緒に対策を考えてくれる人」
逆に、一緒に対策を考えてくれる人もたくさんいました。
「次はどうすれば防げるか」を一緒に考える姿勢の人は、厳しくても温かい。「あなただけのミスじゃない、仕組みの問題でもある」と一緒に振り返ってくれる人がいると、立ち直る力が湧いてきます。
一定の相性が合わない人の嫌な思い出は、どうしても引きずる。でも、味方になってくれる人もちゃんといます。
私を立ち直らせてくれた3つのこと
① うじうじ考えるより、こっそりスクワット
ヒヤリハットの後、うじうじ反省していても何も解決しません。
そんな時の私は、トイレにかけこんでこっそりスクワットをしました。
「こっちは忙しくて筋トレなんてしてる暇ない。」と思いますよね。私もそう思っていました。
でも10回でも30回でもちょっと息が切れるくらいで十分です。トイレにいくついでにこっそりやる。体を動かすと、不思議なくらい建設的な解決策が頭に浮かんでくる。直前までやめたいと思っていたのに、スクワットを終える頃には「次はこうしよう」と冷静に考えられるようになって、ヒヤリハットの後処理を終わらせられました。
悩んでいる時間より、体を動かす時間のほうが、気持ちの切り替えが早いです。
②「ミスしてるのは私だけじゃない」と知る
これは綺麗な気持ちじゃないかもしれません。先に書いておきます。
少し時間を置いて落ち着いてくると、他のスタッフのヒヤリハットの話も耳に入ってくる。「あ、あの人も同じように反省してたんだ」「あの先輩も少し元気がなかったな」と気づく瞬間がある。
その時、すごく安心したんです。「ミスをするのは私だけじゃない」と。
「他人の不幸で安心するなんて」と思われるかもしれません。でも当時の私には、これが本当に必要な気づきでした。「自分だけが特別ダメな看護師なんだ」と思い込んでいたのが、少しほぐれたからです。
③ 同じミスを防ぐ「仕組み」を作る
これが一番の根本解決でした。
気合や注意力に頼っても、人間はまたミスをします。だから「同じミスを起こさない仕組み」を具体的に作ることが大事。気持ちで反省するより、行動で再発防止する方が、ずっと効きます。
今、ヒヤリハットを防ぐために意識していること
あれから、私が日常で意識している小さなルールを書きます。
特に最後の「他の人に頼る」は、責任感が強い人ほど苦手なポイントです。でも、私一人で仕事をしているわけじゃない。チームで動くからこそ、安全が保てるんですよね。
ヒヤリハットの原因が「自分」だけとは限らない
もう一つ、大事なことを書きます。
もちろん、ミスをした自分には振り返るべき責任があります。それは大前提として─
時間がない・責任が重い・人手不足。こういった自分のマンパワーで解決できない要因が、集中力の低下を招いていることもあります。
本当は構造的な問題なのに、ミスを起こした個人が責任の一切を負うような雰囲気の職場は、正直しんどい。「ヒヤリハット = 個人の不注意」だけで終わらせる職場は、再発防止にもつながりません。
「サポート体制が整った職場」を選ぶという選択肢
もし今の職場が、
こういう環境なら、転職という選択肢も真剣に考えていいと思います。
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登録しても、すぐ転職する必要はありません。「他にも職場がある」と知るだけで、心がふっと軽くなります。
まとめ|ミスして自信を失っているのは、あなただけじゃない
最後に、当時ヒヤリハットで自分を責めていた自分に伝えたい言葉を、今のあなたにも届けます。
ヒヤリハットは、本当に自信をなくす。周りの目が気になるし、仕事が嫌になる。私も心からそう思います。正直、今後も一生起こしたくない。
でも、人間である以上、完璧ではいられません。だいたいみんな、ミスをして、ヒヤリハットを通ってきています。
ミスをして自信をなくしているのは、あなただけじゃない。
だから、同じミスを犯さなければOK。それで十分です。
そして、再発防止に周りが協力的であれば、感謝して成長の糧にしてください。
もし過剰な指導や理不尽な扱いを感じたら、そういう人たちに搾取される必要はありません。あなたの心と体を守ることを、何より優先してください。
もし自分の気持ちを整理したい時は、いつでもここで気持ちを吐き出してくださいね。


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