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訪問看護に転職したいけど、後悔しないか不安…
私は新卒で訪問看護師になって、ある日夜中に泣き叫びました。夫に心配をかけたあの夜のこと、今でもはっきり覚えています。
「訪問看護に転職して後悔した」── そんな声を聞いて、今このページを開いてくれているのかもしれません。
正直に言います。私は「人生を搾取されている」と感じるくらい辛い時期がありました。
でも、辞めた今だから言えることがあるんです。ありきたりな言葉になってしまうんですが、「あの経験は、決して無駄じゃなかった。」
この記事では、
を隠さず正直に書きます。
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この記事を書いている人
訪問看護・特養を経て2度の転職経験
常勤からパートに転職し、給与は落ちましたが時給は上がり、今は自分に合う職場で楽しく働いています。
仕事や転職の悩み・失敗・解決方法を現場の経験をもとに本音でお届けします。
訪問看護に転職して、私が本当に後悔したこと
① 経験不足の私には、オンコールが重すぎた
はじめに伝えたいのは、オンコール制度そのものを否定したいわけじゃないということです。
在宅医療は、24時間体制で利用者さんを支える仕組みがあるからこそ成り立ちます。それを担うオンコールは、訪問看護のすごく大事な役割。今でも心からそう思っています。
ただ当時の私(経験の浅い新人)には、その重さに見合うだけの判断力がまだ無かったんです。
「夜勤なし」で訪問看護を選んだのに、ふたを開ければオンコールが重たく感じてしまう日々。むしろ夜勤よりタチが悪いと感じるくらいでした。
なぜなら、私にとっては、オンコール”待機中”が、想像の何倍も心を削るものだったからです。
待機の夜は、緊張で眠りが浅くなる。スマホがブーッと震えるたびに飛び起きる。実際にコールが鳴れば運転して訪問。明け方に帰宅して、その日のうちに日勤、というのもありました。
でも辛かったのは、コールそのものよりコールが鳴る前の時間でした。
日中の訪問でも、頭の片隅で「今夜は○○さんが呼びそう」「△△さん、心配だな」とずっと気配を読み続けている。プライベートも、待機中も、ずっと見えない仕事をしているような感覚。
オンコール翌日は寝不足のまま休日に突入して、家族や趣味の時間を心から楽しめない。経験のある先輩なら上手にペースを保てたんでしょうけど、当時の私には、それができませんでした。
私はある夜、耐えきれずに泣き叫びました。夫を心配させてしまった。あのとき、こう感じてしまう瞬間があったんです。
── 「人生を、搾取されている。」
もちろん今振り返れば、これは会社のせいでも、オンコール制度のせいでもありません。経験不足のまま、自分のキャパを超えた現場に飛び込んでしまった─私自身の判断ミスでした。
でも当時の自分にとっては、その「搾取されている」という感覚が、紛れもなく現実でした。同じように追い詰められている方が、もしこの記事を読んでいるなら─ あなたのその感覚は、おかしくないです。ただ、いまの環境があなたに合っていないだけです。
② 経験不足がモロに出る、苦しさ
訪問看護は、現場に一人です。
病棟なら隣に先輩がいて、すぐ確認できる。でも訪問先の利用者さんのお宅では、判断するのも、家族に説明するのも、全部自分一人で完結させないといけません。
私は国試の点数こそ上位の方でした。病態生理にも自信があった。でも実際に現場に立ってみたら、机の上の知識と、目の前の利用者さんへの対応が、まるで繋がらなかったんです。
家族から鋭い質問が飛んできて、答えに詰まる。あるご家族には、はっきりこう言われたこともあります。
── 「経験不足がすぎるね」
ストレートです。返す言葉もありませんでした。
病院で3〜5年積んでから訪問看護に来た先輩たちは、こういう場面でも落ち着いて対応していました。基礎の経験値が、本当に効いてくる場面なんですよね。
③ ケアマネさん2対私1で詰められる、心の消耗
これは訪問看護をやって初めて知った辛さでした。
訪問看護師は、ケアマネさんと連携して動きます。距離が近い反面、ケアマネさんが2人 vs 私1人で「指導される」構図になることがあったんです。
指導の原因は私のから回った気遣いが相手に不快な思いをさせてしまったことでしたが、経験の浅い若手が年上のベテランから囲まれる形で詰められる。
こういう日が続くと、じわじわと心が削られていきます。
利用者さんのご家族からの厳しい言葉、他のスタッフからの陰口、ケアマネさんとの板挟み。「理不尽に削られ続ける」─あの感覚は、今思い出してもしんどい。
④「行ったら何もない」訪問の、後を引く不安
精神面の不調を訴える利用者さんで、ご家族も同じくらい心配性、という組み合わせ。
少しの異変でも夜間に連絡が入って、私は車を走らせる。でもいざ現場に着くと、何の訴えもない。利用者さんはもう落ち着いている。「来てくれてありがとう」と言われて、それだけで帰る。
こういう日は、訪問が終わった後にじわじわ不安が来るんです。
── 本当に何もなかった?私、何か見落としてない?
1人で判断する仕事って、こうやって”判断したあとも自分を疑い続ける”ことなんだと、訪問看護で初めて知りました。
⑤ 移動の体力的な消耗
これは正直、地域や事業所によります。
自転車・車・バイクで移動するわけですが、夏の炎天下、冬の凍結路、夜間に雨の中の運転。「これ、看護よりサバイバルでは?」と思う日も普通にありました。
体力に自信がない方、運転がストレスになる方は、ステーションを選ぶときに移動範囲・移動手段は必ず確認したほうがいいです。
⑥ 医療スキルが落ちる不安
急性期病棟と比べると、確かに点滴や処置の頻度は減ります。「このまま訪問看護を続けたら、急性期に戻れなくなるかも」と不安になる方もいます。
ただ、訪問看護でしか身につかないスキルは別にあります。これは次の章で詳しく書きますね。
後悔だけじゃない。訪問看護で私が得たもの
ここまで「辛かった」話を続けたので、こう感じた方もいるかもしれません。
「この記事を書いてる人、結局訪問看護を否定してるだけなんじゃ…?」
いえ、違います。辞めた今、振り返って一番伝えたいのは「あの経験があってよかった」ということなんです。
「あの病気の人」ではなく、「○○さん」として見られるように
病院経験豊富な先輩からもらって、ずっと覚えている言葉があります。
「病院では”あの病気の人”や”あの病室の人”と無意識に見ていたけど、あなたは”生活の中にいる○○さん”として向き合えるからいいね。」と。
利用者さんのお家に上がって、家族との何気ないやり取りを見て、台所の匂いを感じて、生活の中にいる「○○さん」として向き合うことになる。
これに慣れていくと、人を見る目が変わります。
心理面・社会面まで考える”癖”がついた
私は正直、相手の気持ちを察するのが苦手なタイプです。
でも訪問看護では、家族関係・経済状況・受けているサービス・住環境まで含めて、その人の”全体”を見ないと正しいケアができません。苦手だからこそ、強制的に向き合う環境になったわけです。
「家族とうまくいってない利用者さんは、心理的に不安定になりやすい」─ こういう視点は、訪問看護の経験があったからこそ早く身についたと思います。
この“全体を見る癖”は、その後の特養・デイサービスでも、めちゃくちゃ役に立ちました。
訪問看護に向いている人・向いていない人
私の経験から、向き不向きをまとめました。
訪問看護に向いている人
訪問看護に向いていない人
私は「経験年数がまだ浅い」に思いきり当てはまったまま、新卒で訪問看護に飛び込んでしまったクチです。
だから声を大にして言いたい。経験年数は本当に大事です。1〜2年目で訪問看護を考えている方は、もう一度落ち着いて考えてみてほしいです。
後悔しないための転職のコツ3つ
ここから具体策です。私が「もう一度訪問看護に転職するなら、絶対にこうする」というポイントを3つに絞りました。
コツ①:オンコールの”中身”まで聞き出す
求人票の「オンコールあり/なし」だけ見ても意味がありません。本当に確認すべきはここ⇣
ここを濁す求人は、はっきり言って避けたほうがいいです。
私は当時、オンコールの知識が乏しかったので、詳しく聞くという頭がそもそもありませんでした。
「オンコールあり」とだけ書かれた求人を、それ以上深堀りせずに受けてしまいました。これが最大の失敗だと思います。
コツ②:ステーションの規模・スタッフ数で選ぶ
小規模ステーション(看護師3人体制など)は、1人あたりの負担が一気に重くなります。
このあたりを丁寧に聞きましょう。「新人が独り立ちするまで何ヶ月か」は、教育の手厚さが分かる質問としておすすめです。
コツ③:転職エージェントに”内部情報”を聞き出してもらう
ここが一番大事です。
オンコールの実態も、人間関係も、求人票には絶対に書いてありません。
でもエージェントは、過去にそのステーションへ転職した人からのフィードバックを蓄積しています。
私が当時これを知っていれば、違うステーションを選んでいました。
訪問看護に強い転職エージェント2選
ここからは、訪問看護の転職で実際に役立つエージェントを2つ紹介します。両方無料かつ登録しておいて損なしです。
レバウェル看護|職場の”内部事情”に圧倒的に詳しい
年間4,000件以上の職場を実際に訪問しているエージェントです。
オンコールの実態、スタッフの定着率、人間関係の雰囲気─求人票には絶対書いてないリアルを教えてもらえます。
私が当時これを知っていれば、と一番強く思うのがココです。
クリアス看護|訪問看護”特化型”だから細かい条件で探せる
訪問看護の求人に特化した珍しいエージェントです。
「オンコールなし・車なし可・小規模ステーション希望」みたいな、わがままな条件もちゃんと拾ってくれます。LINEで気軽にやり取りできるのもラク。
まとめ|訪問看護を辞めるか迷っているあなたへ
ここまで、私の正直な体験を書いてきました。最後に、今まさに迷っているあなたへ伝えたいことを書かせてください。
私は訪問看護を辞めて、人生の主導権を取り戻しました。
オンコールから解放された日々がどれだけ自由だったか、辞めて初めて分かりました。仕事の時間が”仕事の時間”として終わって、自分や家族や友人や趣味に思い切り使える夜と休日が戻ってくる。当たり前のことが、こんなに大切だったんだとしみじみしています。
もし当時の自分に声をかけられるなら、こう言いたい。
人生を搾取されている感覚は、間違っていなかったよ。
人生を取り戻すために、辞めるという判断は間違ってない。
辞めたとしても、訪問看護で経験したことは全部、次の仕事に活きてる。だから後悔しないでほしい。
同じことを、あなたにも伝えたいです。
辞める判断をしてもいい。続けるなら、ステーションを変えてもいい。「今のまま我慢する」だけは、選ばないでほしいんです。
とはいえ、いきなりフルで退職するのは不安、という方も多いと思います。
そんなときは、派遣や単発から始めるという選択肢もあります。
フルタイムの転職と違って、派遣なら生活ペースを保ちながら、別の働き方を試せます。私の周りにも、いきなり常勤転職するのではなく、一度派遣を挟んで自分のペースを取り戻した方は何人もいます。
動くきっかけとして、まずは1社、無料登録して情報を集めてみてください。それだけで明日の景色は、少し変わるはずです。
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