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看護師のブランクは珍しくありません。
出産・子育て・介護・通院・転勤…
生活の変化によって、
誰にでも起きる可能性がある。
それが『ブランク』です。
この記事では
- 今の自分はブランク?
- 今の自分の技術や知識で、
現場に戻って大丈夫? - 働けそうな職場と、
自分の希望の条件が
一致する職場はある?
このような悩みを抱えている方に向けて
ブランクから復職した経験のある現役看護師が
実体験と、公的なデータをもとに解説します!
ブランクがあっても、看護師として希望の働き方を叶えている方はたくさんいます。
実体験を踏まえた、無理なく復職できるSTEPを
紹介していくので、参考にしてくださいね。
看護師は何年までがブランク?
結論からいうと、ブランクの定義に
「〇年休んでいたら」のような
具体的な数字の決まりはありません。
ナースセンターなどの無料研修では
ブランクの期間に関係なく「現在未就業の看護師」
を対象者にしています。
※出典:福岡県ナースセンター(2026年度)
ただ、離れていた期間が長いほど、
「知識や技術についていけるか」の不安は大きくなりますよね。
でも、安心してください。
このあと紹介するように、
20年以上のブランクから戻って理想の働き方を叶えている看護師さんはいます。
ブランクから復職までの5STEP
ここからは、ブランクが長くても
無理なく戻れる5STEPを、順番に紹介します。

私の体験談も書いてます!
ほかにも実際にブランクから戻った人たちの
話を参考にしています!
STEP1 譲れない条件を決める
まずは「譲れない条件」を決めましょう。
下記の条件の例を参考にして、譲れない条件を1〜3個決めてみてください。
- 両立:子育てや介護と両立できる(日勤のみ・時短など)
- 給与:月〇円以上
- 休み:土日休み・年間休日〇日以上
- 通院:心の不調や妊活などの通院を続けられる
- 転勤:家族の転勤があっても受け入れてくれる
- 負担:体調やメンタルをくずしたなら、同じことにならない負担の少ない働き方
条件を1〜3個に絞る理由は
求人の候補が複数見つかる可能性が高いからです。

経験上、最初から1つに決めるよりも
複数の求人を比較して決めたほうが
後悔が少ないです。
STEP2 求人情報を集める
条件が決まったら、求人情報を集めます。
探し方を組み合わせると見逃しにくくなります。
おすすめの探し方は
ナースセンター×転職サイトです。
まずナースセンターをおすすめする理由は、
ナースセンターを通じた就職が
2024年度で9,100人(日本看護協会の集計)。
相談先として、まず知っておきたい場所だからです。

お住まいの都道府県名と
「ナースセンター 復職支援」で
検索してみてください
転職サイトをおすすめする理由は、
職場の教育体制・研修制度・中途採用の実績・人間関係など
「入る前に知りたい情報」を事前に確認できるからです。
私が使って良かった転職サイトは後半で解説しています。
STEP3 無料の研修を受ける
各都道府県のナースセンターでは、
ブランクのある看護職向けの
無料の復職研修をしています。
採血や点滴の練習、電子カルテの入門まであります。
出典:東京都ナースプラザ・神奈川県ナースセンター・大阪府ナースセンター・福岡県ナースセンター・広島県ナースセンター(2025〜2026年度)。日程や内容は年度で変わるので、最新は各ナースセンターで確認を
研修を受けた人のその後↓

研修で感覚を取り戻すことで
復帰しやすくなることが分かります
STEP4 教育体制のある職場を狙う
国の研究班が病院やクリニックの管理者に聞いた調査では、
どこも人手が足りず、
ブランクのある看護師を採用しながら、育て方を工夫していることが分かりました(国の研究班)。
- 中途で入った人にもプリセプターがつく
- 夜勤はブランクに合わせて始める時期を決めてくれる
- 入る前に見学ができる
- ブランクから戻った先輩が働いている
一方で、
「電子カルテでつまずきそうな人は採用を見送ることもある」
「新人教育で手いっぱいで、復職者に人を割けない」という声も。
だからこそ、教えてくれる体制がある職場を選ぶのが分かれ目です。
実際に教育体制が整っていない病院で苦しくなり
早期退職した方の例がこちらです。

異業種から戻り、職場を選び直したMさん
- 新卒の病院を約半年で退職、クリニックを経て体調をくずし退職
- アパレルの販売・営業を経験したあと、看護師に戻る
- 教育がない病院で苦しくなり、約1年半で退職
- 人手のある次の病院に移り、楽になった
- 教育体制のある職場を選ぶのが分かれ目
出典:ジョブメドレー 掲載の体験談(2022年)
ただ、研修制度や人間関係は、求人票だけでは分かりにくいところ。
だからこそ、職場の内部情報に詳しいサービスを使って
教育体制が整っている職場を狙うようにしましょう。
STEP5 パート・日勤のみから始める
ナースセンター経由で再就業した人の
56.7%がパートなど、75.1%が日勤のみで
戻っています
(日本看護協会・2012年の調査)。
慣れてきたら、少しずつ時間や日数を増やせばOK。
小さく始めることが、続けるコツです。
「本当は夜勤もある病棟でバリバリ働きたい」人も、
日勤から始めて段階的に夜勤へ移る例があります(尼崎医療生協病院)。
外来のパートで戻って「子どもが大きくなったら常勤で病棟へ」という人も(厚生労働省)。
ブランクのある看護師の復職の実例
まずは、私(もも)の体験から。

3か月のブランクから戻った私(もも)
- 夫の転勤にともなう引っ越しで、3か月現場を離れた
- 病院経験ゼロ・看護師歴5年目で転職2回目。
正直、不利な状況 - ハローワークとエージェントで求人情報を集め、模擬面接などで対策
- 希望の条件(パート・時短・日勤のみ・時給2,000円以上にアップ)で復職
- 求人情報を幅広く集めることが大事だと実感。
内定に不利な経歴だからこそ、書類や面接を徹底して準備・対策することが大事だと実感
出典:このブログを書いている現役看護師もも の体験

私がブランク明けの職場から
希望の条件で当日その場で内定を頂けた理由は
書類と面接の準備・対策ができていたことだと思ってます!
そのほか、
実際にブランクから戻った人の声を集めたので
自分に近い人を探して参考にしてみてください!
ブランク期間別(10〜20年以上)

離職27年で研修を受けた人
- 看護師として5年働いたあと、27年間現場を離れていた
- 「長いブランクのあと続けられるか判断したい」「時代の変化を知りたい」
- 県の未就業者向け復職・就業支援研修を受講
- 若いスタッフに支えてもらいながら勤務中
- 患者さんとの関わりに、やりがいを感じている

ブランク25年で精神科病院へ
- 家計を支える必要が出て、25年ぶりに仕事を探し始めた
- 看護学校時代の友人に励まされて挑戦
- 精神科の専門病院に就職
- 薬や医療の変化、体の痛みなど、きつい面もあった
- 3年目で病棟主任に。「看護の仕事が好き」と再確認
出典:レバウェル看護 掲載の体験談(2022年)

ブランク20年で訪問看護へ
- 20年のブランクで、不安が大きかった
- 「自宅の近くで働きたい」
- ハローワークで相談→ナースセンターが施設見学や職務経歴書の書き方を支援
- 訪問看護ステーションに就職
- 自宅の近くで、看護の仕事に戻れた
出典:鹿児島労働局 看護職就業相談者の声(2024年)

ブランク17年で療養型病院へ
- 親の介護と結婚で、17年現場を離れていた
- 長いブランクなので、いきなり応募せず県の復職支援研修を先に受けた
- 自宅近くの療養型病院に、日勤のみで就職
- 知人が同じ病院にいたのも助けに
- 研修で安心でき、復職後のギャップは大きくなかった

ブランク15年で研修から復職
- もう一度看護をしたいけど、自信がなかった
- 東京都の復職支援研修で、最新の医療と看護技術を演習
- 昼休みに受講生同士で話せたのが心強かった
- 研修を受けて、少し自信が出た

ブランク12年でデイサービスから
- 出産後、子育てに専念して12年
- 近所のデイサービスに自分で連絡して、週1日から
- 入職当初は看護師2人体制にしてもらった
- その後、急性期病院を経て訪問看護へ
- 週1日から始めて、今は訪問看護で活躍

約10年あいて外来のパートへ
- 夫の海外赴任で約10年離れていた(前職は大学病院の病棟5年)
- ナースセンターの交流会で、技術の不安を相談
- 復職支援研修(基本技術・最新機器の講習+病院実習)
- 自宅近くの病院の外来で、平日のパート
- 「段階的に働き方を変えていけばいい」と言われて決心
※年代・年数は各ページの記載どおりです
ブランク理由別(子育て・介護・体調)
子育てで離れた

週2日・3時間のパートから
- 結婚・出産で退職。夫の転勤も多かった
- ナースセンターから「まずは週2回、昼間2〜3時間」と提案
- 研修を受けてから就職
- 小児科クリニックで、子どもの登校中に週2日・1回3時間
- 子どもが学校にいる時間だけで、看護に戻れた
ほかに、子育てで12年あいたAさん(期間別の実例)も、週1日から戻っています。
介護で離れた
親の介護と結婚で17年離れていたBさんは、
研修を受けてから、自宅近くの療養型病院に日勤のみで戻っています(期間別の実例)。
50代の看護職が仕事を離れた理由の1位は「親族の健康・介護」12.7%。
同じ事情で悩んでいる人は、少なくありません(厚生労働省資料・2021年度のナースセンター登録データ)。
体調をくずして辞めた

1年休んで、日勤から夜勤へ
- 精神面の理由で1年休んだ
- 技術・人間関係・自分の体調と生活が不安だった
- 常勤の日勤から始めて、のちに夜勤へ
- 師長から「準夜だけ」の働き方も提案してもらえた
- 聞きやすいスタッフが多く、見守ってもらって自信がついた
出典:尼崎医療生協病院 看護部

新卒でうつ病になり、療養病棟の日勤から
- 急性期の外科病棟で、残業の多さからうつ病に
- 看護師転職エージェントの支援を受ける
- 毎朝同じ時間に起きる・軽い運動・よく寝る、で生活リズムを整えた
- 療養病棟の日勤帯から再スタート
- 主任に「丁寧に教えるから、経験が少なくても大丈夫」と言われた
- 経験が少なくても、受け入れてくれる職場があった
出典:レバウェル看護 掲載の事例(2025年)
※体調が理由でブランクのあと戻った人の実例は、国や県のページでは見つからなかったため、病院の公式ページと転職サイト掲載の事例を紹介しています
異業種から戻った
看護師から離れて別の仕事をしたあと、看護師に戻った例です。
最初の職場選びで苦労したからこそ、教育体制の大切さが分かります。

異業種から戻り、職場を選び直したMさん
- 新卒の病院を約半年で退職、クリニックを経て体調をくずし退職
- アパレルの販売・営業を経験したあと、看護師に戻る
- 教育がない病院で苦しくなり、約1年半で退職
- 人手のある次の病院に移り、楽になった
- 教育体制のある職場を選ぶのが分かれ目
出典:ジョブメドレー 掲載の体験談(2022年)
ブランク明けの復職Q&A
Q. ブランクの理由はどこまで伝える?▼
病名や家族のくわしい事情まで、自分から細かく話す必要はありません。
国も、採用で家族の健康や病歴を聞かないよう求めています(厚生労働省 公正な採用選考の基本)。
ただ、面接でブランクの理由を確認される可能性はあります。
確認されたときは、次の3つを
簡潔かつ正直に伝えましょう。
(誠実さが伝わり印象アップにつながります)
- ①理由をひとこと(子育て・介護・療養など)
- ②今は働ける状態であること
- ③必要な配慮(夜勤・通院・時間など)
夜勤や通院など働き方に関わることは、
条件を確認するときに相談ベースで伝えておくと
入ってからのもめごとを防げます。
- 子育て:「出産と子育てで〇年現場を離れていました。子どもが保育園に入ったので、復職を決めました」
- 介護:「家族の介護のため〇年離れていましたが、今は施設やきょうだいと役割を分けられたので、勤務できる状態です」
- 体調:「前職を退職後、体調を整えるために〇年ほど療養していました。今は主治医からも働いてよいと言われています」
※例文はたたき台です。実際にあったことに合わせて書きかえてください
Q. 通院があっても雇ってもらえる?▼
雇ってもらえる可能性は十分にあります。
持病・心療内科・不妊治療など、通院の理由は人それぞれ。
日本では働く人の約3人に1人が、何らかの病気を抱えながら働いているとされています(厚生労働省 広報誌「厚生労働」2018年7月号)。
働き方に関わるので、条件を確認するときに伝えるのが目安です。
病名や治療の中身まで、自分から細かく話す必要はありませんが
確認される可能性はあります。
確認されたときは以下のように
簡潔かつ相談ベースで伝えましょう。
- 「〇〇(通院理由)の件で定期的な通院があり、月に〇回ほど通っています。通院日に合わせて勤務の調整ができるかご相談したいです」
- 「〇〇(通院理由)のため、急に通院の日程が決まることがあります。時間単位の休みが取れるかご相談したいです」
パートや日勤のみなら、通院日に合わせて勤務日を決めやすいのもポイントです。
不妊治療の場合は、国の「くるみんプラス」認定(不妊治療と仕事の両立を支える会社の印)も職場選びの目印になります。
希望の職場の内定率を上げるコツ
応募書類を作り込む
ブランクがある看護師の履歴書の書き方はこちらで解説しています。
面接対策を徹底する
内定に直結する面接は徹底して対策しましょう。
おすすめは模擬面接をしておくことです。
私は面接担当経験のある知人に依頼して
模擬面接を実施しており、ブランク明けの職場からも
当日にその場で内定を頂きました。
周りに模擬面接の練習ができる知人が居ないときは
転職エージェントの利用をおすすめします。
(私も利用したことがありますが、本番さながらの緊張した雰囲気を事前に体験しておくことで
本番は不思議なほどスルッと言葉が出てきました。
模擬面接は、本番当日の負担を減らせるので、本番失敗したくない人はおすすめです)
転職エージェントは、よく聞かれやすい質問を熟知していますので
実践的な面接対策を行うことができて
内定率アップにつながります。
模擬面接を公式に行っている転職エージェントは、この2社です。
※2026年10月時点の各社公式サイトより
面接でよく聞かれやすい質問をみる▼
- ブランクの理由と、なぜ今復職したいのか
- ブランク中にしていたこと(研修・学び直しなど)
- 子どもの急な発熱など、急な休みのときの対応
- どんな働き方を希望するか(日勤のみ・時間など)
内定率を上げる面接対策は、こちらで解説しているので参考にしてください。
内部情報にくわしいサービスを使う
研修制度や中途の受け入れ、夜勤を始める時期、人間関係は、
求人票だけでは分かりにくいところ。
職場の内部情報にくわしい転職サービスなら、
気になる職場のことを、代わりに確かめてもらえます。
- 中途で入った人にも、教える担当がつく?
- ブランクがある人の受け入れ実績は?
- 夜勤はいつから始める?
- 入る前に見学はできる?
実際に私が使って良かったのはレバウェル看護。
職場のリアルな情報が豊富で、入ってから
「こんなはずじゃなかった…」を防げることが最大の魅力です。
担当者とのやりとりが負担なら
基本は担当者がつかない直接応募型の以下のサービスがおすすめです。
まとめ:ブランクから復職は可能!
看護師のブランクに「何年まで」という具体的な決まりはありません。
裏を返せば、現場を離れている人は
短くても長くてもブランクといえますが、
今回紹介した復職までの5STEPと、内定率を上げるコツを実践すれば
無理なく希望の働き方を叶えることは十分に可能です。
復職までの5STEP
内定率を上げるコツ
復職の実例も参考にして
希望の働き方を手に入れてくださいね。
































































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