クレームで辞めたい看護師さんへ|理不尽な対応に疲れたときの対処方法や相談先を徹底解説

お金もキャリアも、プライベートも全部大切にする

「患者さんからのクレームが頭から離れない…もう看護師を辞めたい」

その気持ち、よく分かります。
クレームが辛いのは、あなたの対応力だけの問題とは限りません

「頑張って対応したのに、責められるのは私」「家族からの理不尽な要求に、心がすり減っていく」「師長に相談しても『うまくやって』で終わり」と悩む看護師

本記事では、クレームに疲れてしまった看護師さんに向けて、次の3つをまとめました。

  • 明日からできるクレーム対応の基本と、家族対応のコツ
  • ひとりで抱えないための相談先一覧(職場の中と外)
  • 「対処しても消耗し続ける職場」のサインと、環境を変える選択肢

読み終わる頃には、「自分を守りながら働く方法」がイメージできると思います。
ぜひ最後までご覧ください。

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この記事を書いている人

もも
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現役デイサービス看護師(6年目)
訪問看護・特養を経て2度の転職経験

病院経験無し・3年の壁を超えていない状態から2度の転職に成功。
常勤からパートに転職し、収入は下がりましたが、その分「時間」と「心のゆとり」を手に入れ、今は自分に合う職場で楽しく働いています。
仕事や転職の悩み・失敗・解決方法を現場の経験をもとに本音でお届けします。
このブログで発信していること
自分の才能を活かせる職場・働き方・キャリアの見つけ方
給与維持・UPするコツ
仕事・家族・趣味・友人…自分の大切なことにバランスよく時間を使える働き方

【結論】クレームでやめたいと感じたときに取るべき5つの行動

クレーム対応5つの基本:①ひとりで対応しない ②記録を残す ③職場の相談窓口を使う ④個人の問題か職場の構造の問題かを見極める ⑤構造の問題なら環境を変えるのも自分を守る選択肢。順番にやればクレーム対応も怖くない

気になる所にタップでとべます

  1. ひとりで対応しない(同僚・上司に交代を頼んでいい)
  2. 記録を残す(日時・相手・内容・自分の対応)
  3. 職場の相談窓口を使う(師長だけが窓口ではありません)
  4. 「個人の問題」か「職場の構造の問題」かを見極める
  5. 構造の問題なら、環境を変えることも自分を守る立派な選択肢

順番に詳しくお伝えします。

① ひとりで対応しない

対応が長引きそうなとき・相手の怒りが強いときは、迷わず交代を頼んでください。

クレームを受けるときは、その場に自分しかいないことが多いと思うので、
その場でできる対応を行ったのちに、
速やかに上司や同僚に交代を頼みましょう。

その場でできる3つの対応:①まず「聴く」に徹する ②謝るのは「不快にさせたこと」まで ③理不尽なものは、上司に引き継ぐ。この3つで、その場は乗り切れる
その場でできる3つの対応

① まず「聴く」に徹する(反論はあとで)

途中で説明や反論をはさむと、
「言い訳された」と受け取られがちです。
事実の確認と気持ちの受け止めを先に。

② 謝るのは「不快にさせたこと」まで

「不快な思いをさせてしまい申し訳ありません」と、
気持ちに対して謝ります。
処置やルールの妥当性は、
その場で個人が約束しない。

③ 理不尽なもの(暴言・人格否定)は、上司に引き継ぐ

それはクレームではなくハラスメント。
個人が受け止めず、すみやかに管理者へ。

「上の者に代わります」は逃げではなく、組織としての正式な対応です。

むしろ相手にとっても「ちゃんと対応してもらえた」と感じやすくなります。

名指し=あなたが悪い、ではない。名指しでクレーム→上司に報告して組織に引き取ってもらう→相談窓口・記録で自分を守る。自分を守ってくれる仕組みをしっかり使おう

名指しでクレームを受けると、
「自分が悪いのでは」と抱え込みがちです。

名指し=あなたが悪い、ではありません。

まず上司に報告して、
対応を組織に引き取ってもらってください。

落ち込んで引きずるときは、
次の②で事実を整理すると、
気持ちの切り替えがしやすいです。

② 記録を残す(自分を守る証拠になります)

日時・相手・言われた内容・自分の対応を、
事実ベースでメモしておきます。
あとで上司や外部に相談するとき、記録があるかどうかで話の通り方がまったく違います

③ 職場の相談窓口を使う

「師長に言っても変わらなかった」で止まってしまう方が多いのですが、相談先は、師長だけではありません。

職場の中の相談先

相談先どんなとき
上司・師長まずはここ。記録を持って事実ベースで
医療安全管理室・
患者相談窓口
院内に設置されていれば、クレーム対応の正式な担当部署
産業医・
カウンセラー
眠れない・食欲がない等、心身に影響が出ているとき

※院内の窓口名称は施設によって異なります。

職場が動いてくれないときは、外の窓口へ
職場の中で解決しないときは、
外にも無料で相談できる窓口があります。

相談先どんなとき
総合労働相談コーナー
(労働局)
職場が守ってくれない・ハラスメントとして相談したいとき(無料)
ナースセンター
(都道府県看護協会)
看護師経験のある相談員に、仕事の悩みを相談できる(無料)

心や身体にサインが出ているときは、
クレーム対応そのものより
仕事への向き合い方を見直す時期かもしれません。

詳しくはこちらで解説しています。

④ 「個人の問題」か「職場の構造の問題」かを見極める

「辞めたい」の原因は2つ。個人の対応の問題なら対処法を知れば解決できる。職場の構造の問題なら環境を変えるのも自分を守る一手。まずどちらなのかを見極める

「クレームで辞めたい」の原因は、
2つに分かれます

個人の対応の問題なら、
対処法を知るだけで軽くなります。

職場の構造の問題なら、
環境を変えることも自分を守る選択肢です。

見極めの目安が、次の4つのサインです。

消耗し続ける職場の4つのサイン:①個人の責任にされる ②組織が守ってくれない ③対応できる体制がない ④改善する気配がない。当てはまるほど、職場の構造の問題

ここまでの対処法は、職場がまともに機能していることが前提です。
次のような職場では、個人がどれだけ頑張っても消耗が止まりません。

  • クレームを個人の責任にされる(「あなたの対応が悪い」で終わる)
  • 暴言・ハラスメントレベルでも組織が守ってくれない
  • 人手不足で、そもそも丁寧に対応できる体制がない
  • 「謝っておいて」が常態化していて、改善する気配がない

当てはまる数が多いほどそれは、
あなたの問題ではなく、職場の構造の問題です。

職場がきちんと動いてくれたなら、
職場の構造に問題はありません。

あとは、その場の対応に慣れていくだけ。
対処法が身につくほど、
クレームは怖くなくなっていきます。

⑤ 構造の問題なら、環境を変えることも自分を守る立派な選択肢

看護師の仕事はどこでもクレームゼロにはなりません。
ただ、クレームの量・質・組織の守り方は、
職場によって大きく違います

大事なのは、
ゆとりをもって働ける環境かどうかです。

大事なのは、職場のゆとり:①離職率 ②相談しやすい雰囲気 ③忙しさの実態 ④残業の実態。余裕があれば、組織で解決する仕組みが動く
  • 離職率
  • 相談しやすい雰囲気があるか
  • 忙しさの実態
  • 残業の実態

師長も同僚も、みんな人間です。
余裕がなければ、
クレーム対応も個人に任されがちになります。

逆に余裕があれば、
「相談して、みんなで解決する」という
本来の組織の仕組みが動きやすくなります。

私の体験談をみる

今の私は、デイサービスでパートとして働いています。

訪問看護・特養とそれぞれの職場を経験してきて、
クレーム対応を100%上司が行っているのは、
現在のデイサービスだけです。

悲しいですが、それが現実でした。

ここから感じるのは、
ゆとりのある職場の強さです。
私自身もですが、心にゆとりがあると、
人にもやさしくなれますし、
協力するモチベーションが高まるんですよね。

逆に余裕がなくてピリピリしていると、
問題は起こした個人に解決してもらいたくなる。

クレームそのものがゼロになる職場はありません。
でも、「どんな体制で・どんな雰囲気の職場で働くか」は、自分で選べます。
それだけで、受け止め方も、すり減り方も、
ずいぶん変わりました。

職場のゆとりに関わるような内部情報は、
外から見えません。
1回の職場見学だけでは、
職場の本質を見極めるのはほぼ無理です。

その内部情報を、事前に確認してくれるのが
看護師に強い転職エージェントです。

ゆとりのある職場を見極める方法 /
内部事情を確認して、ゆとりのある職場へ。求人票だけでは見えないことをエージェントが確認し、相談しやすい雰囲気・残業なしで定時に帰れる・クレームは組織で対応する職場へ

職場のゆとりに関わるような内部情報は、
外から見えません。
1回の職場見学だけでは、
職場の本質を見極めるのはほぼ無理です。

その内部情報を、事前に確認してくれるのが
看護師に強い転職エージェントです。

  • 離職率・定着率(どのくらい人が入れ替わっているか)
  • 残業の実態(月平均の時間・持ち帰り仕事の有無)
  • 人間関係・相談しやすい雰囲気(師長の人柄・チームの空気)
  • 忙しさの実態(人員配置・受け持ちの人数)

直接聞くと気まずかったり、
印象が悪くなる可能性がありますが、
エージェントのようなプロに任せることで
必要な情報を聞き出してくれます。

エージェントで内部事情を聞くデメリットも正直に見る (タップで開く)
  • 登録すると電話やLINEで連絡が来る(希望の連絡頻度は最初に伝えられます)
  • 担当者によって、内部事情の詳しさに差がある(合わなければ担当変更OK)
  • 聞けるのは、そのエージェントが取り扱っている職場の範囲
ももから一言

面接で「残業はどのくらいですか」「人間関係はどうですか」とは、
正直、聞きづらいですよね。

私も特養へ転職するときは、
主任の人柄と残業の実態を、
入職前にエージェント経由で確認しました。

聞きづらいことほど、自分で聞かずに、聞いてもらう。
それだけで、職場選びの失敗はかなり減らせます。

私は、内部情報の詳しさに定評のある
レバウェル看護」「ナース専科」に相談しましたが、

  1. レバウェル看護
    → 職場訪問で集めた内部情報が具体的
  2. ナース専科
    → 職場ごとの雰囲気まで教えてもらえる
  3. ナースではたらこ
    → 求人に出ていない職場にも直接アプローチできる

と、それぞれの良さがありました。
聞きづらいことほど、プロに任せてOKです。

\職場のゆとりを確認できる3社

※求人数は各公式サイトの公表値。時期により変わります。
※連絡手段・転職時期の目安は各サービスの公表情報および当サイト調べ(2026年8月時点)
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※ランキング・評価は運営者の実体験・各サービスの特徴・利用者の評判をまとめて選んでいます。

他のサービスはこちらで解説しています。

よくある質問(FAQ)

【よくある質問】家族からのクレームが辛いときは? (タップで開く)

患者さん本人よりも、ご家族からのクレームの方が辛いという声は少なくありません。
不安や罪悪感が「病院への攻撃」という形で出てしまうご家族もいて、看護師がその受け皿になりがちです。

ポイントは、ご家族の「不安」と「要求」を分けて聴くことです。
要求そのものには応えられなくても、「心配なお気持ち」への共感は伝えられます。
そして本人対応と同じく、難しいケースは必ずチームで共有してください。

私の体験談をみる

特養で働いていたときのことです。
お看取りが近い入居者さんで、いつ最期を迎えてもおかしくない時期でした。
ご家族には「面会はどうか早めに」とお伝えし、看護と介護で連携して、こまめにお部屋を訪ねていました。
それでも、最期の瞬間というのは、誰も付き添えないなかで静かに訪れることがあります。
私とご家族が一緒にお部屋へ入ったとき、
その方はもう息を引き取られていました。

ご家族の深い悲しみは、「ちゃんと見ていてくれなかったのでは」という言葉になりかけました。
そのとき私は、
正直うまく言葉を返せませんでした。
ただ、「これは私ひとりで受け止める場面じゃない」と感じて、すぐに上司へ対応を代わってもらいました。
あとから思えば、あれはご家族の悲しみが行き場をなくして出てきたものでした。
誰が悪いわけでもない。
だからこそ、
ひとりで抱え込まなくてよかったと、
今でも思います。

【よくある質問】クレームを受けるたびに落ち込んでしまいます。向いていないのでしょうか? (タップで開く)

落ち込むのは、真剣に向き合っている証拠でもあると私は感じています。
ただ、引きずりやすい自覚があるなら、クレーム対応の少ない職場(訪問系・健診センターなど)を選ぶという手もあります。
仕事内容で悩みの総量は変えられます。

【よくある質問】名指しでクレームを受けました。辞めるべきですか? (タップで開く)

名指し=あなたが悪い、ではありません。
まず上司に報告して、
対応を組織に引き取ってもらってください。
そのうえで職場が守ってくれないようなら、前の章の「4つのサイン」と照らして考えてみてください。

【よくある質問】「クレームが辛い」は転職理由として言っていい? (タップで開く)

面接では伝え方を変えるのがおすすめです。
「クレームが嫌で」ではなく「患者さんと落ち着いて向き合える環境で働きたい」のように、前向きな希望の形にすると印象が変わります。

【よくある質問】クレームが少ない職場はありますか? (タップで開く)

ゼロの職場はありませんが、傾向として急性期の外来・救急は多め、健診センター・訪問系・デイなどは比較的落ち着いていると言われます。
ただし施設差が大きいので、
内部情報の確認とセットで考えてください。

まとめ|クレーム対応は手順を踏めば怖くない

クレーム対応は、手順を踏めば怖くない:①ひとりで対応しない ②記録を残す ③職場の相談窓口を使う ④「個人の問題」か「職場の構造の問題」かを見極める ⑤構造の問題なら、環境を変えることも自分を守る立派な選択肢。ひとりで抱えなくてOK
  • ① ひとりで対応しない
  • ② 記録を残す
  • ③ 職場の相談窓口を使う
  • ④ 「個人の問題」か「職場の構造の問題」かを見極める
  • ⑤ 構造の問題なら、環境を変えることも自分を守る立派な選択肢

このように対応を順序通り行えば、
怖いものではありません。

患者さんやご家族からの暴言・理不尽な要求は、
近年「ペイシェントハラスメント」という言葉で
問題視されるようになってきました。

医療の現場で、対応の最前線に立たされるのは
多くの場合、看護師です。

「感謝されるより、不満をぶつけられることの方が多い」
そんな日が続けば、
やりがいよりストレスが勝っていくのは
自然な流れではないでしょうか。

迷ったときは、この記事を読み直してくださいね。

ストレスの少ない労働環境を、
自分の手で選び・つくっていきましょう!

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現役デイサービス看護師(6年目)
訪問看護・特養を経て2度の転職経験

病院経験無し・3年の壁を超えていない状態から2度の転職に成功。
常勤からパートに転職し、収入は下がりましたが、その分「時間」と「心のゆとり」を手に入れ、今は自分に合う職場で楽しく働いています。
仕事や転職の悩み・失敗・解決方法を現場の経験をもとに本音でお届けします。
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